夕闇に細く輝く三日月をそんな風に嬉しそうに指差してそういうところ、本当にずるい。
あなたの望む私は、私の知らない私。
名もなき想い。永遠に。
もしその形を見ることができるとしたら、光も、音も、時間も、粒だと思うの。あなたの声は綺麗なまぁるい形の粒よ、きっと。
透ける光。僅かにふれる。